本の「そで」から引用
この本は、実験器具たちが案内してくれる化学実験の本です。
学校の理科室で見たことのある楽しい実験や、
研究室で味わったドキドキハラハラな実験が盛りだくさん。
懐かしいと感じる方も、今まさに取り組んでいる方も、
ぜひ読んでみてください。
対象はこんな人
「そで」の文章から考えると化学実験まっただなか、もしくは卒業生対象なのか?
ガチで化学実験の最中の人は読まないと思うので、
私のような化学実験から離れてだいぶたつ人が懐かしむ、
もしくは
これから化学実験に取り組もうとする大学の新入生とかがいいのかな?
目次
CHAPTER1 実験をする前に
CHAPTER2 つくる実験
CHAPTER3 はかる実験
CHAPTER4 観察する実験
CHAPTER5 分ける実験
感想
前作の「ビーカーくんとそのなかまたち」に引き続き、うえたに夫婦の本です。
今作も、一般向けとしてはマニアックすぎるし、
ガチの人向けとしては絵柄がかわいすぎるし、
どこを狙った本なのかがいまいちよくわかっていませんが
ついつい手にとってしまうという不思議な本に仕上がっています。
冒頭の、水上置換法とかガスバーナーの取り扱いとかの説明を見てると
中学生くらいでもいけそう?と思うのですが、
高校生で有機化学勉強してからのほうがいいね?と思い、
炎色反応でいややっぱり中学生でもいけると思いなおし、
最後の間違い探しで脱力。
なんなんだこの本(笑)
昔この実験やったね!とニヤニヤしながら大人が読むのが正解かもしれません。
ところで「マインクラフト」ってゲームで、
手持ち花火というアイテムを作ることができるのですが、
それが炎色反応そのものなんです。
「塩化カルシウム」と「マグネシウム」と「棒」を組み合わせると、
オレンジ色の花火ができるんです。
小学生の子どもが「紫色の花火を作りたかったら塩化カリウムだよ」と言ってるのを聞いてびっくりしましたよね…
炎色反応を復習したい方にもおすすめです!
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