本の紹介
たかが名前,されど名前.
知れば知るほど奥深い,ヘンな名前の植物たち
目次
第2章 セクシー・ネーム
第3章 ネガティブ・ネーム
第4章 ゴシック・ネーム〜不吉な名前の植物〜
第5章 デンジャラス・ネーム
第6章 ダブル・ネーム
第7章 ハッピー・ネーム〜おめでたい名前の植物〜
第8章 番外編
第9章 海外編
さいごに 人を楽にする植物ヒトラーク
この本の推しポイント
植物名の由来から含有成分、関連する短歌や歌謡曲、
はたまた和式便器のすばらしさまで次々に繰り出される藤井先生ワールド
雑記
先日ご紹介した「元素楽章」に引き続き、
私の大好きな化学同人さんの本です。
元々は2019年発売の本なのですが、
2024年の年末に増補版が発売となりました。
植物の名前に関して、汚い名前、下ネタがらみの名前、
不吉な名前など「なんでこんな名前つけたよ?!」というものに焦点をあってて
1つ1つ解説してくれます。
この本を読んでいて楽しいのは、
植物の名前の由来から関連する和歌や歌謡曲、
含有成分とその化学式、その成分の有用性など
話題がもうめいっぱい広がること!
例えば表題になっている「ヘクソカズラ(屁糞葛)」であれば、
屁と糞という汚い名前が二つも入った、ヘンな名前のチャンピオンだと紹介しつつ、
いつの間にか万葉集に話が移ります。
そして含有成分メチルメルカプタンの話になると
なぜかチーズの話になり、スカンクのおならの話になり、
藤井先生のご専門のアレロパシーの紹介があり、
花はきれいという話題から「屁糞葛も花盛り」ということわざで終わります。
もはや支離滅裂にも感じるほどの話題の盛りっぷりが大好きです。
「ネガティブネーム」の章ではその話題がなぜか和式便器のすばらしさにまで到達。
この先生の授業、受けてみたい。絶対おもしろい。
ところで生薬名でひどい名前だなと私が前々から思っていたのが
敗醤根(オミナエシの根)なのですが、
ちらっとですがこの本でも「臭い植物」という項で取り上げられていました。
秋の七草ではありますが見るのと匂いは別物で考えろってことですね。
私がよく見ている花神楽(id:yoko_tak)さんのブログでも
この本が紹介されていました。
お花の写真と山関連本の紹介がいつも楽しいブログです。
コンニャクの花の写真が素敵…
サトイモ科の花は「キモかわいい」ものが多くてよきかな。
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