旅行にどんな薬を持っていく?「薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理」

本の紹介

薬剤師の毒島さんは、その豊富な知識を活かし、薬にまつわる様々な事件を解決してきた。

山荘で渡された怪しげな種子の正体とは? ハイテンションな女性が家出した本当の理由は?

毒島さんはいつものように鮮やかに謎を解き明かし、同僚の刑部さんとホテルマンの爽太を驚かせる。

そんなある日、毒島さんたちが訪れた山荘に関して、新たに衝撃のニュースが飛び込んできて……。

薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理│宝島社の通販 宝島チャンネル

目次

第一話 毒消し山荘の奇妙な事件

第二話 うつの双つの顔

第三話 カンナビス・クライシス

こんな人におすすめ

就職先に「マトリ」を考えたことがある人

この本の推しポイント

「ピーマン抜きのナポリタン」からの見事な話のたたみ方。

雑記

薬剤師・毒島花織の名推理シリーズの第5弾。

前回取り上げた第4弾漢方薬・植物にフォーカスした巻でしたが、

今回のテーマは「大麻」です。

 

昨年末に改正大麻取締法が施行されたな、とか

エピディオレックスの承認はまだかな、とか

大麻に関しては断片的な知識しか持っていないのですが、

大丈夫、毒島さんが丁寧に解説してくれます。

 

話はいつも通りおもしろくてページをめくる手が止まらなくなってしまう!

第一話でふんわりごまかされた内容が

第三話で次々につながって畳まれていく、

この第三話の後半のスピード感がとても好きです。

ミステリーなのであまり内容を語るとうっかりネタバレしそうで怖い。

 

ところで、薬剤師の皆さんは旅行の時に常備薬ってどんなのを持っていきますか?

私は毎日飲んでるものと、

家族旅行の時は子ども用の酔い止めやばんそうこうくらいです。

ところが主人公の毒島薬剤師、

2泊3日の旅行にたっぷり市販薬を持ち込んでおります。

「山の中の宿に行くということで多めに持って来ました」と言っているものの、

そのラインナップたるや

ロキソプロフェンとメキタジン、クロルフェニラミン、

胃薬と整腸剤と喉、咳の薬、虫に刺されたときのかゆみ止め、

目の炎症の薬、葛根湯、麻黄湯、当帰芍薬散、補中益気湯芍薬甘草湯、五苓散、

酔い止め、ばんそうこう、ガーゼ、消毒用アルコール、ビニール手袋。

 

すごすぎる。

旅先で体調を崩してもこれだけ持っていればある程度対応できる。

これで手に負えないときは病院へGo!ですね。

非日常という観点では、災害時に持ち出す袋の中に入れておく薬リストと考えると

とてもいいラインナップだと思いました。

 

上記の品目は全てOTCで揃えられるそうですよ。

ヒスタミン薬は私だったらメキタジン&クロルフェニラミンではなく

エピナスチンかフェキソフェナジンあたりにするかなあ。

 

最後に毒島さんのセリフで印象に残ったものを紹介。

使わなければそれに越したことはありません。

何かあった時に、あればよかったのに、と後悔するのが嫌で持ち歩いているだけです。

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毒島花織シリーズの第4弾。

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