不妊治療が保険適用されてからまもなく4年がたちます。
賛否はありますが、私はこの制度を支持しています。
不妊治療にめっちゃお金がかかった!という個人的な思いもありますが、
国として少子化に対してお金を出しますよ、という姿勢を出してくれたことが嬉しい。
この少子化の時代に、
子どもが欲しい人がその願いを叶えられるよう後押しをしてくれる制度です。
一方で、
不妊治療や「妊活」って
やたらとエセ科学とかスピリチュアルな輩が寄ってくるのは
きっと今も変わらないはず。
やたらと高額な怪しいサプリとか、
「子宮を温める○○」とか、
妊娠したらしたで「正しいお産」だの「産み分け」だの……
やかましいわ!
と思いつつも不妊治療をしてるとき、
特に周囲の友人が相次いで妊娠・出産したときとかは
目につくもの何にでもすがりたい気持ちになりました。
とりあえずルイボスティーをやたら飲みましたね。
当時は抗酸化作用がうんたらとかでルイボスティーが
いろんなところでおすすめされてました。
そんな気持ちに寄り添いつつ、エビデンスをきちんと示してくれる
よい本を見つけたのでご紹介します。
「プレコン」は「プレコンセプションケア」の略です。
「プレコンセプションケア」はこの本では
「将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと」
と紹介されています。
「不妊治療中のプレコン」というタイトルではありますが、
妊活中の方のエビデンスあるQ&A集としてとても有用な本でした。
Q&Aの個数は実に93個。
食事やサプリに関すること、
たとえば「マカのサプリは効果がありますか?」とか、
「男性は食生活で何に気を付ければよいですか?」など。
運動に関することだと、「ヨガを不妊治療中に行うことは意味がありますか?」。
更に薬剤師にとっても関わり深い、疾患と妊娠の関係。
また、「髪の毛を染めてもいいですか?」「電磁波は影響しますか?」など
雑多な質問。
この雑多な質問の領域がスピリチュアルが入り込みやすいところですよね。
「電磁波から子宮を守る腹巻」(数万円)とか売ってるのを見たことあります。
妊活中の不安には寄り添いつつも、
薬剤師の資格を持つものとしてエセ科学の片棒を担ぐことがないよう、
この本で勉強しておきたいです。
ちなみに私が昔やたらと飲んでいたルイボスティーは、
この本によるとあくまで「ノンカフェインのお茶」の一つという扱いでした。
麦茶とかほうじ茶と横並び。
「これを飲めば授かる!」というお茶ではなかったけれど、
おいしいお茶でリラックスするのに役立ってくれたということにしましょう!
