「ヤバすぎる毒の図鑑」を持って「超危険生物展」にGO!

上野の国立科学博物館で開催中の「超危険生物展」に行ってきました。

超危険生物展 科学で挑む生き物の本気

いやー、予想以上におもしろかった!

「肉弾攻撃系」と「特殊攻撃系」に分けて展示がされてるんですけどね、

「肉弾攻撃系」にもパワーファイター型だのキラーバイト型だのタイプがあり、

「特殊攻撃系」は猛毒型だの吸血型だのいろいろあるわけですよ。

 

それぞれの危険生物たちの剥製の横には説明が表示されてるのですが、

これが秀逸。

各危険生物の必殺技の名前とその説明が紹介されてます。

併せて、その生物により実際に起こった事件をスポーツ新聞風に取り上げてるんです。

 

たとえばオオアリクイの必殺技は「死の抱擁」。

人差し指と中指の長ーい爪で抱きつかれて動物園の飼育員さんが亡くなってしまったとか…

 

パワーファイター型「ミナミゾウアザラシ」の巨大さにびっくりし、

オオアナコンダの長さに昔見たB級映画を思い出し、

イタチ科の動物たちをみて「ガンバの大冒険」のノロイを思い出し、

人食いイリエワニのレプリカの巨大さに驚愕。6m超えですってよ。

最後のほうにいた「ヒメコンドル」は見上げる高さに剥製が設置されてるんだけど、

必殺技が「嘔吐」。ふと足元を見ると床が怪しい柄に!

 

動画解説も充実しています。

ヒクイドリが得意技「スパイクキック」でスイカを粉砕する様子や、

街に出てきちゃったミナミゾウアザラシが「ボディプレス」で車を押しつぶす様子が見られますよ!

 

我が家は子どもたち用に音声解説を借りましたがこれが正解でした。

解説パネルが独特なルビの振り方で、小学校低学年だと読めなかったんです。

常用外漢字だけルビってわけでもなさそうだったし、

どういう方針でルビを振ったんだろう?

大人でも歯や骨の名前はルビ無しでちょっと厳しいぞ…というものがあったり。

そもそもGWの大混雑で解説の前で立ち止まることが難しかったので、

音で解説を聞ける音声解説が子どもにはとても助かりました。

ちなみにナレーションは麒麟の川島さんです。

しょっぱなから川島さんが「キリンです」って紹介してて笑っちゃいました。

ちなみにキリンの必殺技は首を振り子のように使う「ネッキング」。

 

会期は6月14日までです。行ける方はぜひ!

 

ところで超危険生物展に行く前に子どもたちと一緒に読んでた本がありまして。

それがこの「ヤバすぎる毒の図鑑」。

図鑑と言いつつ、ハンディサイズで漫画の単行本くらいの大きさ・厚さです。

生薬学の船山信次先生が監修だから、植物中心なんじゃないの?

トリカブトとかさ、ヒガンバナとかベニテングタケとかさぁ…

と思ってたら半分以上動物でした(笑)

フルカラーで写真が迫力!

うっかりサソリとかクモとかのページを開いてしまうとヒッってなります。

これに出てきた動物、ほとんど「超危険生物展」で展示されています。

ヤドクガエルとか写真で見てると大きさが分からないから

剥製で見てびっくりしましたよ…

これで予習していったおかげであれも!これもこないだ本で見たやつ!となって

とても楽しかったです。

 

が、単なる動物図鑑で終わらないのが船山先生。

第1章で「毒」そのものの説明、

2~4章で毒を持つ植物・動物を紹介したかと思うと

第5章は細菌とウイルス。毒…?確かに毒…?

第6章は規制薬物。アヘンとかLSDとか、はたまた放射性物質やダイオキシンまで。

第7章は事件を起こした毒。地下鉄サリンに和歌山カレー事件にラスプーチン。

最後、第8章は毒が生んだ薬。コカインから作られた局所麻酔薬とかね。

 

いや…毒の定義広い!

毒かそうでないのかというのはどこにその境目があるのかなというのを

改めて考えさせられます。

生物は生き残るための戦略として毒を作り出し、

それが人間にとって有用であれば薬になるし、

作用が強すぎれば「毒」と呼んでいるに過ぎないんですよね。

 

自然の営みの中では人間ってなんてちっぽけな存在なんだろうな、

自然のごく一部をすこーし利用させてもらってるにすぎないんだな、

と「超危険生物展」とこの本を読んで思いました。

 

「超危険生物展」は大人も十分楽しめるのでぜひ!6月14日までです!

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ちなみに私の小学生時代の愛読書はこれでした。多分両親の本棚にあったやつ。

薬用植物学&生薬学好きの原点は今思えばこれですね。

難波先生と御影先生が書かれた本だったのを今調べて初めて知りました。