薬学部といえば実習。
今は4月、新入生の皆さんも実習の予定など配られてワクワクしてる頃でしょうか。
私の卒業した大学は1年生最初の2か月の実習は薬用植物学実習だったので、
毎週毎週お花の観察をしてました。
今のカリキュラムではどうなってるのでしょう。
この本は、薬学生なら必ず見たことがあるであろう実験器具を
イマドキのかわいいイラストとマニアックなコメントで紹介しています。
絵とコメントの落差がすごい。
表題になってるビーカーだけで7種類も紹介されてます。
石英ガラスビーカーなんて触ったことない気がする。
もちろんビーカーだけではなく、フラスコだって8種類。
リービッヒ冷却器とかビュレットなんて久しぶりにその名前を聞きました。
そして単なる紹介にとどまらず、ほぼ全ての実験器具に
筆者本人(と思われる)の失敗談が記載されています。
フラスコにゴム栓が落ちたとかガラス細工に熱中して実験がおろそかとか…
読んでいくうちに蘇る学生時代の失敗の数々。
私のような遠い昔の学生時代を思い出すのもよし、
薬学部に入りたての学生さんの副読本とかでもいいんじゃないかなと思います。