どの本も日本語に対する意識を見直させてくれるありがたい本なのですが、
特にこの本で印象に残った言葉があったのでご紹介させてください。
1つは
校閲をしている方からの
「力及ばず間違えることがある、そのあとどうやって立ち直ったらいいのかわからない」
という質問に対しての回答です。
間違えたことを悔しがる気持ちを大切にし、それを次にどう生かし、自分の引き出しをいかに増やしていけるかと考えたらいかがでしょう
どうしても仕事上間違えてしまうことはあります。
間違いを嘆くだけでなく、それを糧にして次にもっといい仕事をしようと思わなければ
いけないと思います。
またもう1つ、
校閲とは人の間違いを見つけて「悦」に入るような仕事というよりは、
間違いを見逃して「恐れ」を抱くかたが多い
私、他の人の文書チェックとかしてて間違いを見つけると、
つい「イエイッ!」とか「ヤッター!」って思ってしまうんですよね。
自分の書く文章は間違いだらけなくせにね。
見逃して大事件にならないよう「恐れ」を大事に、謙虚に仕事しようと思いました。
毎日新聞校閲センターの本がもっと読みたい方は以下の2冊もどうぞ。
「斉」と「斎」は別の字 「校閲記者の目」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた
正しいとか正しくないとか「校閲記者も迷う日本語表現」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた