DU(だいたいうんこ)でおなじみ、忽那先生監修の書籍。
「マンガでわかる」と言いつつ、文字がかなり多めです。
ただ57種の感染症を1疾患につき見開き2ページ、基本的にはどの疾患も同じ構成で記載されてるのですごく読みやすい。
麻疹やインフルエンザといった誰もが知るメジャーな感染症から、ジカ熱やSFTSのようなニュースになった感染症、トキソプラズマのような知名度はあまり高くないけれど重要度が高い感染症とまんべんなく網羅されています。
中学生でも読めそうな平易な文章だけど、必要な疾患がわかりやすくまとまってるので薬剤師でも十分に読む価値はあると思う!
ジカ熱とかツツガムシ病とかあまり身近にない感染症だと病原体とか感染経路とかあやふやになりがちじゃないですかね。
リケッチアって何?って聞かれたら私だったら「ちょっと待ってね」となりそうです。
そんなあやふや感染症を整理するのにとてもよい本。
そして57種の感染症の中でこれも感染症か!と私が思わされたのが多くの人は一度はかかったことがあるであろう、「虫歯」でした。
乳児は大人と箸の共有はダメよ、とか言われますもんね。認識していなかったけれど、れっきとした感染症でした。