本のそでから
「現実世界」は、アウトプットでしか変わらない
目次
CHAPTER1 アウトプットの基本法則-RULES
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方-TALK
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方-WRITE
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力-DO
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法-TRAINING
こんな人におすすめ
もう読んだことある人が多いと思いますが、
他の本をいろいろ読んだあとに、
試しにもう1回戻って読み直してみてほしいです。
この本の推しポイント
たくさんのアウトプットする手段が見開き2ページで紹介されていて、
あたかも辞書・索引のように使える点。
他の本を読んだ後に再読すると、
「あの本はこの2ページに集約されるな?!」ってことに何度も思い当たります。
この1冊でビジネス書何冊分ものテクニックがあなたの脳に。超お得。
雑記
この本を読んだことある方、多いですよね。
私も最初に読んだのはかなり前です。
このブログを始めたのも、この本と、
また同じ作者の「読んだら忘れない読書術」の影響が大いにあります。
広げて深めていこう!「読んだら忘れない読書術」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた
ではなぜ今ごろになって取り上げようと思ったのか。
それはCHAPTER5の「アウトプット力を高める7つのトレーニング法」について、
改めて思うことがあったからです。
最初に読んだときは「アウトプットの方法」に着目して読んでいました。
何をどうやってアウトプットしようかなと考え、
ブログという方法を選びました。
本を読んで、印象に残った箇所を抜き出してメモする。
そして思ったことをつらつらと週1回ブログに残す。
これだけでも、ある本を読んだときに
「前読んだあの本でもこんなこと書いてあった!」と
芋づる式に知識が繋がっていくようになってきたのを感じます。
それが楽しくていろんな本を読んでみるようになりました。
いろんな本を読むうちに、この1年で何冊か「習慣化」に関する本を読みました。
直近だと「継続する技術」って本です。
これなら今度こそ続けられる!「継続する技術」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた
「継続する技術」では以下の3つの原則が示されています。
原則1:すごく目標を下げる
原則2:動けるときに思い出す
原則3:例外を設けない
「継続する技術」の内容を踏まえて、
「アウトプット大全」のCHAPTER5、7つのトレーニング法を改めて読んでみると
上記の3原則にぴったり当てはめることができるんです。
CHAPTER5ではアウトプット力を飛躍的に高めるトレーニング方法として、
「日記を書く」「読書感想を書く」「ブログを書く」などが紹介されています。
例えば「日記を書く」では「5分」で「3行」からでいい、とあります。
これは原則1・すごく目標を下げる ですよね。
さらに「時間がない」「毎日続けられない」人は
体重、その日の気分、睡眠時間を手帳に記録するのでもよいとあります。
これは原則1と同時に、原則2・動けるときに思いだす に通じると思います。
そしてこのCHAPTER6で何度もしつこいほど出てくるのが
「毎日」というキーワードです。
日記は3行でいいから毎日続ける、
健康状態を毎日記録することで毎日自分の健康と向き合うことができる、
SNSやブログは基本、毎日投稿すべきである。
やたらと「毎日」が強調されます。
これは原則3・例外を設けない ですよね。
このCHAPTER5は、アウトプット力を飛躍的に高める方法を紹介すると同時に、
それを習慣化する方法を紹介していたんだな、ということに気付きました。
改めて1冊通して読み直してみると、
様々な本のノウハウが見開き2ページに濃縮されているな、
と感じるページがいくつもあります。
例えばCHAPTER5でいえば、「趣味について書く」は
三宅香帆さんの「『好き』を言語化する技術」に通じるものがあります。
今まで読んだビジネス本を思い出すきっかけ集というか、
索引みたいな使い方ができる本なんだなと気付きました。
前に読んだよ、という方も改めて手に取って、
辞書のように本棚に入れておいてほしい、そんな本です。
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