本の紹介
人生が開ける“時間の片付け”とは?予定の立て方を変えるだけで身も心もスッキリ。自律神経のエキスパートが時間の正しい使い方を教えます!
目次
第1章 時間との付き合い方を変える
第2章 自律神経を考えた1日の計画
第3章 ゆっくりを意識した時間
第4章 1週間~1年間の予定の立て方
第5章 ゴールデンタイムを活かす手帳術
こんな人におすすめ
毎日を落ち着いて安定して過ごしたい人
最近疲れやすいなという人
感想
40歳を超えてから、急に疲れやすくなった気がします。
だからこんな本をつい手に取ってしまうのでしょうね。
この本によると、
男性は30歳、女性は40歳を過ぎると副交感神経が「下がる」そうです。
一方で交感神経のレベルは加齢による変化が見られないと。
交感神経優位な状態が続くのであればイライラして血圧が上がって…
というのも納得です。
(何をもって「下がる」なのかは今度時間があるときに調べます…)
自律神経の乱高下を防ぎ、自律神経を安定させて毎日を過ごすために
1日の時間の使い方、1週間~1年間の予定の立て方を示した本です。
1日の過ごし方として、
朝10分早く起きるとか午前中はブレインワークに振り分ける、
ごはんはゆっくりよく噛んで食べるなどどこかで聞いたような文言が書いてあります。
その中で、私の印象に残ったのは「外部刺激はすべてストレス」という言葉です。
味覚、視覚、聴覚、触覚、嗅覚という感覚器官から得るものは全てストレスである。
そして、自律神経は次の5つの時に乱れるとあります。
- 余裕がないとき
- 自信がないとき
- 未知のものに遭遇したとき
- 体調が悪いとき
- 環境が悪いとき
つまりが、自律神経を安定させるには
身の回りを快適に、
かつ自分に降りかかる出来事を予想の範囲内にすることという風に読めます。
自律神経を安定させるって……子育てと相性悪くない?
子どもがやらかすことは全て予想を上回ってくるうえに、
瞬時の判断が求められることばかり。
自律神経が乱れっぱなしです。
乱れっぱなしにしたままでは生活習慣病まっしぐらなので、
予定の立て方とか朝起きたらまず水を一杯、とか
自分でコントロールできるところから取り入れていこうと思います。
また、3行日記というのも紹介されていました。
①今日失敗したこと
②今日一番感動したこと
③明日の目標
この3つを書くだけ。
「書く瞑想」とか「ジャーナリング」ってやつに近いのかもしれません。
私の場合、寝る前のゆっくりした時間…なんて皆無なので
まずは1日のどこだったら落ち着いた時間をとれるのか探すところからですね。
朝起きたらまず水を一杯、とともに日記も一定期間続けることができたら
このページにまた感想書きたします。
ただ一つ疑問があります。
新しいことにチャレンジする、ということは
自律神経の安定だけ考えればマイナスに働く気がします。
一方で、生活を充実させるには新しいことへのチャレンジも
日々必要なのではないでしょうか。
毎日予定調和ばかりだとつまらなくなりそう。
そのあたりの折り合いはどうつけたらよいのだろう。
その問いへの答えはこの本の中にはありませんでした。
この著者の他の本も読んでみたほうがいいのかもしれない。