2025-01-01から1年間の記事一覧

理系をプロトタイプで語るな「理系研究者の『実験メシ』」

いわゆる「理系っぽい」のプロトタイプっていくつかあります。 コミュニケーション苦手、 理屈っぽい、とか。 当然理系の中にもいろんな方がいるので、 イメージそのままという方もいれば、 全然世の中のイメージに当てはまらないよ!という方も多くいます。…

2025年11月発売の薬剤師関係の雑誌

秋って…ありました? 夏から冬に一瞬で切り替わったような気がしています。 秋ならぬ冬の夜長、雑誌でも読みましょうかね。 月刊薬事 薬局 調剤と情報 治療 見どころ 月刊薬事 11月号は「密度の高い介入をしよう! 骨粗鬆症治療のEvidence Update」 月刊薬事…

魔女は大鍋で何を作っているのか「魔女の植物園」

ハロウィンで我が家に魔女もどきの幼児が出没しております。 女子がすなる化粧といふものを、我もしてみむとてするなり、 と子どもに化粧を施してみたら(我も女子の端くれではあるが)、 イッテQに出てくるヘルメットおじさんみたいになりましたが 魔女っぽい…

なぜかモチベーションが上がる「あの人の調べ方 ときどき書棚探訪」

「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」 本のタイトルを見ただけで、どういうことだよ!って思いません? クリエイター20人に情報収集・活用術を聞く、というコンセプトの 「あの人の…

ネイルケアをやりたくなる「がん治療における爪のアピアランスケア」

ちょっと前にボーリングに行ったのですが、 1ゲーム投げ終わったあたりで親指の爪が割れてしまいました。 右手の親指の真ん中あたり、図の赤矢印くらいの位置に横からピッと亀裂が。 亀裂自体は5mmも無いくらいなのに、とっても日常生活が不便。 服を着れば…

教科書での出会いは大事「西の魔女が死んだ」

好きな本を1冊教えてと言われたら、 私は「西の魔女が死んだ」か「食堂かたつむり」を挙げます。 って2冊挙げてるじゃん、と突っ込まれそう。 先日、稲垣栄洋先生の文章が国語の教科書に載ってると知りました。 今の国語の教科書にはほかに何が載ってるんだ…

2025年10月発売の薬剤師関係の雑誌

急に涼しくなりましたね。 とはいえまだ半袖を着ています。 さて、今月の雑誌!もう10月も半分終わってるけど! (↑って書いてたけどこの記事10/9公開だからまだ半分は終わってなくない…?と後から気づいた) 月刊薬事 薬局 調剤と情報 治療 見どころ 月刊薬事…

雑多な本棚は自分専用の図書館「積ん読の本」

今年の春ごろに「心おどる あの人の本棚」というシリーズを Eテレで放送していたのをご存じの方はいるでしょうか。 「本棚は持ち主の人生を映し出す」ということで、 著名人の本棚を拝見という8回シリーズの番組でした。 テキストにもなってます。 NHK 心…

体の声を聞く!「更年期障害だと思ってたら重病だった話」

40代もなかば、「更年期障害」のキーワードが気になるお年頃です。 先日は「40代から始めよう!閉経マネジメント」という本をご紹介しました。 更年期つながりで、 村井理子さんのこちらの本をご紹介します。 更年期障害だと思ってたら重病だった話 作者:村…

ヘムレンさんの言葉から植物の生態を学ぼう「大事なことは植物が教えてくれる」

今日は私の大好きな小島よしおさんがきっかけで読んだ本のご紹介。 お笑いとはまったく関係ない本です。 少し前に、小島よしおさんと、 「読書にハマるオンライン習い事『ヨンデミー』」運営の笹沼颯太氏の 対談を読みました。 これを読むと、今の小島よしお…

40代は骨だよ骨!「40代から始めよう!閉経マネジメント」

40代もなかばに差し掛かると、 友人との会話に身体の悩みに関する話が増えてきます。 「ひざが痛いけど病院に言ったら年のせいって言われた」 「老眼がきた!」 「更年期障害がそろそろ」 更年期!まだ症状の気配はないけれどそんな年だ! 折しも、いつも聞…

2025年9月発売の薬剤師関係の雑誌

やっと長い小学生の夏休みが終わりました… 給食って何とありがたいのでしょうか。 給食に感謝してたらあっという間に9月の1/3がもう終わろうとしています。 さて、9月発売の雑誌です。 月刊薬事 薬局 調剤と情報 治療 見どころ 月刊薬事 9月号は「病態生理が…

死ぬことは患者の権利なのか、義務なのか「安楽死の医師」

「こんな状態ならば生きていたくない」 自分がそう思ったら死なせてほしい。 自分自身のことであればそう思います。 ただ、もし大切な家族にそれを言われたら。 私にはそれを受け止められる自信はありません。 「そんな状態でも生きていてくれるだけで嬉しい…

ベテランも読んでおきたい「医薬品&ヘルスケア業界のしくみ」

「薬剤師の活躍できるフィールドは果てしなく広い」 私が常々感じていることです。 「くすり」には実に多くの人々や企業・団体が関わっています。 どんな人々が関わっているのかを俯瞰的に知りたい、 そんなときにおすすめしたいのが2022年に出たこの本。 こ…

本棚にそっと置いた「そのギモン、カガクのチカラで答えます」

夏休みもそろそろ後半です。 我が家の小学生もやっと読書感想文を片付けて、 ゲーム&YouTube&マンガ三昧です。 夏休みらしい… といえばそうだけど、 親としてはちょっとは科学にも親しんでほしい。 という母の想いにこたえてくれそうな本を見つけました。 …

認知症とはなんと残酷なのか「義父母の介護」「全員悪人」

血管性認知症の家族がいます。 いつも元気でフットワークが軽くて、 優しくて、よくしゃべる人でしたが 脳出血を起こしてから 車いす生活になり、排泄も介助が必要になりました。 周囲でみていて何よりもしんどいのが、 性格が全く変わってしまったように思…

答えは?「40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか」

近年の小学校では「暑すぎてプール授業中止」という事態が頻発します。 7月しかプール授業はやらないのに、 「熱中症警戒アラートが出たから中止」 「気温より水温が高くなっちゃったので中止」 それに加えて雨で中止なんてこともあり、 今年は何回学校のプ…

2025年8月発売の薬剤師関係の雑誌

暑すぎますね。40℃って! 今年、日傘を買い替えたのですが快適すぎてもう手放せません。 さて8月発売の雑誌です。 月刊薬事 薬局 調剤と情報 治療 見どころ 月刊薬事 8月号は「早期発見から治療継続につなげる 認知機能低下・認知症のある人のケア」 月刊薬…

モヤモヤを大事に育てていきたい「からまる毎日のほぐし方」

先日、大学の同窓会の案内が来ました。 大学を卒業した頃の自分が今の自分の仕事の様子を見たら、 なんでそんな仕事に!?と思うだろう。 つくづく、人生というのは分からないものだなと思います。 社会人になって20年以上、そろそろ会社員としての終わりも…

夏休みこそ話し合いたい「子どものおしゃれにどう向き合う」

娘が4歳のとき、 青いカラーペンでペディキュアらしきものをしていて 笑ってしまったことがありました。 これがその証拠写真↓ 娘4歳。夏っぽいカラーに挑戦? この頃はお化粧にとても興味があったようで、 なんだか静かだな?と思って見に行ったら バキバキ…

アスピリンのジャイアントエコノミーサイズボトル?!「実感する化学」

高校のときの化学の授業で、 ペットボトルの「PET」が「ポリ」「エチレン」「テレフタラート」の頭文字で、 エチレンとテレフタル酸からできるエステルがたくさんつながっている(ポリ)構造だ ということを習ったとき、 急に教科書と自分の生きている世界が繋…

更生させるのは無理だ!「職場を腐らせる人たち」

薬剤師の転職理由として「人間関係」はかなり大きいと思います。 転職エージェントの記事を見ていても、 限られた人数と狭い作業空間で長い時間働くことが多く、人間関係が近くなりがち、気が合わない人との距離が取りづらく、ストレスが積み重なってしまう…

2025年7月発売の薬剤師関係の雑誌

一気に真夏! 海とか行っちゃう? 月刊薬事 薬局 調剤と情報 治療 見どころ 月刊薬事 7月号は「短期集中! 在院日数短縮時代にどう適正化する? 動脈硬化性疾患患者への療養支援ガイド」 月刊薬事 2025年7月号(特集:短期集中! 在院日数短縮時代にどう適正…

ドラクエっぽいタイトルだけどガチ解説の「薬草の本」

「やくそう」 ってどことなくドラクエっぽい雰囲気が漂いますよね。 「薬用植物」でもなく「生薬」でもなく「薬草」。 今回ご紹介するのは 「薬草」というゆるーいタイトルと、 サルが草を食んでいる表紙で手に取ってしまった本です。 寄り道の科学 薬草の本…

現場で働いてなくても「これが私の薬剤師ライフ」

「医療現場で働いてないくせになんで薬剤師って名乗ってるの?」 上記の言葉は私が仕事中に「薬剤師」から言われた言葉です。 私は自己紹介にもある通り 4年制時代の薬学部卒で薬剤師免許は持っていますが、 医療現場では働いていません。 ですが、医療現場…

カチリって覚えてる?「三省堂国語辞典から 消えたことば辞典」

薬剤師の皆さん、最近国語辞典って引きましたか? 私は仕事の都合で時々辞書が必要な場面があって、 新明解国語辞典と明鏡国語辞典を手元に置いています。 辞書つながりで、おもしろい本を見つけたのでご紹介します。 三省堂国語辞典から 消えたことば辞典 …

55疾患をコンパクトに確認「薬剤師のためのナレッジベース2ndEdition」

「薬剤師はスペシャリストである前にジェネラリストであれ」 様々な専門薬剤師が乱立する今日この頃。 今やがん領域だけでもいったいいくつあるのやら。 そのような現在でも、私は大学時代に聞いた冒頭の言葉をモットーにしています。 しかし。 言うは易く行…

化学好きを増やしたい!「化学 意表を突かれる身近な疑問」

化学・意表を突かれる身近な疑問 昆布はなんでダシが海水に溶け出さないの? (ブルーバックス) 講談社 Amazon 本の紹介 言われてみれば……なぜだろう? 暮らしの中で出合う意外な疑問を集めて謎解き。●コンビーフの缶詰はなぜあんな形なの? ●ビールはなぜペ…

2025年6月発売の薬剤師関係の雑誌

心地よい春って一瞬でしたね。 春物の服ってもう着るタイミング無い気がします。 慌ててエアコンクリーニングしました。 月刊薬事 薬局 調剤と情報 治療 見どころ 月刊薬事 6月号は「IT・AIでここまで効率化できる! デジタル時代の薬剤師業務」 月刊薬事 20…

「嚥下」ってどう読む?「医学用語の考え方、使い方」

医学用語の考え方,使い方 作者:西嶋 佑太郎 中外医学社 Amazon 本の紹介 「喘鳴や頭蓋の読み方は?」「頸部と頚部はどちらが正しいのか?」など,医療現場はもちろん,日常においても使用される用語や漢字の使い方に関する疑問.それらの疑問を解消するため…