暖かくなったらぜひ!「植物園へようこそ」

本の紹介

研究者が語るとっておきの楽しみ方! 植物を集めて育て、調べて守る、知られざる裏側の奮闘まで、植物園の活動全体を熱く紹介。

植物園へようこそ - 岩波書店

目次

  1. 植物園ってどんなところ?
  2. 植物園の歩き方―多様性にどっぷりつかろう
  3. 植物を集める
  4. 植物を育てる
  5. 植物を調べる
  6. 植物を守る
  7. 植物園を未来へつなぐ

こんな人におすすめ

植物好きな人

植物に関する仕事に就きたい人

この本の推しポイント

植物園の裏方、栽培技術職員さんのお仕事がたっぷり紹介されているところ

雑記

薬学部出身ならば必ず、薬用植物園実習がありましたよね。

薬学部のある大学は必ず薬用植物園を持っています。

そのほか、武田薬品日本新薬のような企業が薬草園を持っていたり、

東京都薬用植物園のような公立の施設もあります。

そのほか、薬用植物園に限らなければ様々な場所に植物園というのは点在しています。

 

この本は国立科学博物館筑波実験植物園の園長さんを中心に、

同園に勤務する研究者さんが植物園の魅力を思う存分語った本です。

 

なかでも、第4章の「植物を育てる」で紹介されている

バックヤードのお仕事が読み応えがあります。

私たちが普段植物園で目にするのは公開エリアですが、

多種多様な植物を育てるには

植物園の公開エリアの5倍の面積のバックヤードが必要なんだそうです。

植え替えを望む鉢に一年中追い立てられているとか、

様々な土をホームセンター以上にそろえてオリジナルブレンドを作っているとか、

「生い茂る植物とのたたかい」といった言葉の端々に切実さが伝わってくるんです。

私の大学の薬用植物園は地域のボランティアの方々が手入れをしてくださっていました。

本来なら無償ボランティアではなくきちんと報酬を出さなければいけない仕事だ、

というのがこの章を読むとよくわかります。

 

そこまで植物に興味が無いよ、という方も

巻末にある「研究員おすすめの植物園」のリストは見てほしいです。

私が好きな伊豆の熱川バナナワニ園

圧倒的カオス感とオオオニバス、熱帯性スイレン池が見応えあり

と紹介されています。

カオス感…?確かに!

ブラッドオレンジジュースを初めて飲んだのはここのフルーツパーラーでした。

熱川バナナワニ園

↑ 開くといきなりワニのどアップが出てくるので注意。

 

熱川バナナワニ園の近くのシャボテン公園もおすすめです。

サボテンに囲まれたオルメカの巨石人頭像を見ると異世界に来た気分になります。

サボテン | 伊豆シャボテン動物公園

本の中でも「サボテン類の大きさがすごい。」という紹介です。

サボテンバイキングで小さい鉢植えのサボテンいろいろ買ったなぁ。

サバンナエリアとやらが春にオープンするそうですよ。

 

久しぶりに植物園に行きたくなりました。

まだ寒いから、もう少し暖かくなってからがいいかな。

よければこちらもどうぞ

日本薬学会のファルマシアでは「薬用植物園の花ごよみ」という連載があります。

あなたの大学の薬用植物園はもう登場してますか?

薬用植物園の花ごよみ - ファルマシア

 

薬草園が出てくるマンガ。

漢方娘って何だ?「三代目薬屋久兵衛」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた

 

読むと薬草園に行きたくなる小説。

植物好きにおすすめ「病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた

 

植物関係の本3連発。

薬剤師は魔女なのか?「禁断の毒草事典」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた

こんな授業を受けてみたかった「禁断の植物園」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた

なぜ学校でジャガイモ食中毒が起こるのか?「植物はなぜ毒があるのか」 - 薬剤師がマインドマップ風に読んでみた